SCHEDULE & ARCHIVE (年間スケジュール・記録)
2020 ARCHIVE
林 敏郎・悦子展
Toshiro HAYASHI, Etsuko HAYASHI


林 敏郎( Toshiro HAYASHI )

1978年9月に夫婦で渡仏して早40年近くが過ぎようとしている、3年ぐらいの予定が、人生の半分以上をフランスで暮らしていることになる。その40年の間ひたすら裸婦を描き続け今日に至っているわけだ。風景でもなく生物でもなく・・・・裸婦なのだ。
半世紀近くもただただ裸婦を描いてきた。飽きもせずに描いてきた。
なぜかと聞かれても困る、裸婦ほど美しいものが他にあるだろうか?肌の色も違い、髪の色も、曲線もボリュウームもそれぞれ全く違う女たちはそれぞれに違った美しさをさらけだす。古代から女性はビーナスであった。豊穣の神であった。
それぞれの裸婦を前に私の頭の中で作品が出来上がっているのだ。後はもうその美しさに向かっていくだけだ。鉛筆一本に私の情熱を集約させていくのだ。そしてこれからもきっと息を引き取るその時まで変わらないだろう。


林 悦子( Etsuko HAYASHI )

土には古代からのメッセージがあって、粘土を練っているとじわじわと手のひらに伝わってくる・・・・それは、同時に遠い遠い宇宙からのメッセージでもある。土を練るのは神聖な儀式なのだ。心を澄ましていないとそのメッセージは聞こえてこない。そして、少しずつ土は私の手になじんできて私のものになる、抵抗を止める時がくる、【私はあなたの思い通りになりますよ】というのである。この儀式を飛ばす事はできない、土に魂がこもらないのである。
ここからようやく形を作り始めることができるのだ。時には一気に形になることもあるし、時には難産のような産みの苦しみを味わうこともある。そして、形になり、素焼きを経て、釉薬をかけ、本焼きをして‥‥と長い工程が続く、そうしていよいよ、窯開けの時がくるのである、全てがこの瞬間のためにあるのだ、だから窯を開けるその時には祈らずにはいられない。
どうか、私の命がそれぞれの子供たちに吹き込まれていますように!

4月4日(土)–4月12日(日)  11:00–18:00  休廊日:水曜日
林 敏郎

林 悦子

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