SCHEDULE & ARCHIVE (年間スケジュール・記録)
Plaza Gallery  –2020–
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Kenji HIGUCHI
Japan
Photography

私が生まれ育ったのは信州の富士見町。つまり富士山の見える町です。幼少時代から絵が好きで暇さえあれば様々な風景を描いていました。小学校での図画の時間には富士山に取り付かれたように描いたものです。それが霊峰富士への憧れとなり、大きくなったら遥かに浮かぶ富士山を間近に見、ダイナミックな雄姿を描きたい。と夢がふくらんで行きました。絵描きにはなれず写真家の道を歩むようになり、環境をテーマにドキュメンタリー一筋にやって参りました。自然の大切さを常に訴えつづける中で富士山への憧憬はつのるばかりとなり、暇を見つけては富士山麓を撮りつづけてきました。

早いもので約20数年の歳月が過ぎ去って行きました。一度まとめようと写真展を行いました。予想外の好評をいただいたので今回また展示するに至りました。風景写真を専門とする写真家や古く浮世絵に名作を描いた絵師たちや画家たちの名作が日本人及び世界の人々の心に富士山の美しさを刻み込んで今日に至っています。世界遺産に登録されたのもうなずけます。霊峰富士は万民の認めるところであり、その美しさを刻み込んで今日に至っています。

幼少時代から憧れの富士とその山麓にしぼり展示します。御高覧いただければ幸いです。

樋口健二

2020年1月11日(土)–3月29日(日)  11:00–18:00
休廊日:月・火・水曜日

Toshiro HAYASHI, Etsuko HAYASHI
Japan
2-dimensional works, Ceramic art

林 敏郎( Toshiro HAYASHI )

1978年9月に夫婦で渡仏して早40年近くが過ぎようとしている、3年ぐらいの予定が、人生の半分以上をフランスで暮らしていることになる。その40年の間ひたすら裸婦を描き続け今日に至っているわけだ。風景でもなく生物でもなく・・・・裸婦なのだ。
半世紀近くもただただ裸婦を描いてきた。飽きもせずに描いてきた。
なぜかと聞かれても困る、裸婦ほど美しいものが他にあるだろうか?肌の色も違い、髪の色も、曲線もボリュウームもそれぞれ全く違う女たちはそれぞれに違った美しさをさらけだす。古代から女性はビーナスであった。豊穣の神であった。
それぞれの裸婦を前に私の頭の中で作品が出来上がっているのだ。後はもうその美しさに向かっていくだけだ。鉛筆一本に私の情熱を集約させていくのだ。そしてこれからもきっと息を引き取るその時まで変わらないだろう。


林 悦子( Etsuko HAYASHI )

土には古代からのメッセージがあって、粘土を練っているとじわじわと手のひらに伝わってくる・・・・それは、同時に遠い遠い宇宙からのメッセージでもある。土を練るのは神聖な儀式なのだ。心を澄ましていないとそのメッセージは聞こえてこない。そして、少しずつ土は私の手になじんできて私のものになる、抵抗を止める時がくる、【私はあなたの思い通りになりますよ】というのである。この儀式を飛ばす事はできない、土に魂がこもらないのである。
ここからようやく形を作り始めることができるのだ。時には一気に形になることもあるし、時には難産のような産みの苦しみを味わうこともある。そして、形になり、素焼きを経て、釉薬をかけ、本焼きをして‥‥と長い工程が続く、そうしていよいよ、窯開けの時がくるのである、全てがこの瞬間のためにあるのだ、だから窯を開けるその時には祈らずにはいられない。
どうか、私の命がそれぞれの子供たちに吹き込まれていますように!

4月4日(土)–4月12日(日)  11:00–18:00  休廊日:水曜日
Related Exhibition of TAM
Japan
Small works

東京アートミュージアムで開催の『「琳派 今様 Ⅱ 」 椎橋 和子 の 世界 』に出展の
椎橋和子の小作品を展示販売いたします。

7月4日(土) – 9月27日(日)
休廊日:月・火・水曜日 および 夏期休館 8月13日(木) – 16日(日)

Koichi EBIZUKA
Japan
Small works

東京アートミュージアムで開催の「海老塚耕一 水と風の現象学 ―実体変化として―」 に出展の海老塚耕一の小作品を展示販売いたします。

10月10日(土)–12月20日(日)  11:00–18:00  休廊日:月・火・水曜日
構想計画所「想像力の転回」
Conceptual Architect

Japan

構想計画所は前野智彦が所長を務める「複数で形成された単数の緩やかな纏まり」=活動体で、構成員はプロジェクトごとに複数の表現者で組織される。

「人間は自らが棲まっているこの世界を無意識のうちに、人間にとっての意味や目的、あるいは自我や主体といった整合性や一貫性を軸に理解しようとするが、世界は常に人間に無関心で無関係であるかのような出来事の続起に満ちている」このことを前提に出発する構想計画所は、整合性や一貫性に回収できない/されない世界、あるいは人間にとっての意味や目的、自我や主体すら崩壊させてしまうような出来事を、無人島という人間のいない世界、あるいは島という自然の力動が生み出す不安定な大地の生成過程へと、人文学(人文科学)的視点とともに独特の仕方で結びつけることで、人間がこの世界に棲まうことをさしあたり可能にしている「なにものか」を発見し、人間的な営みである芸術のフィールドから発信している。

2021年1月14日(木)–2月14日(日)  11:00–18:00  休廊日:月・火・水曜日
TOKYO ART MUSEUM  –2020–
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絵 画 偏 愛


上原修一、ウォレス・ティン、スナオ、永井博、ペーター佐藤、
まちひろし、宮澤鬼太郎、柳生弦一郎、矢吹申彦、脇田愛二郎、
渡辺逸郎、呉日、織田リラ、勝野正則、木下晋、
張替正次、満窪篤敬、吉永裕


私は画商ではない。もちろん蒐集家、批評家でもない。
私はただ絵が好きだ、大好きなのだー。
銀座にあった「現代画廊」の画廊主で小説家で知られる、 
洲之内徹さんとお会いした時、絵を描くのと尋ねられた事がある。
友人で、学生のころ一緒に絵の勉強をしていた、
今は亡き田中直くんは、パリへ渡り絵描になった。
絵を描いて暮らしていたスナオの絵を、洲之内さんは
「洲之内コレクション」に所蔵してくれた。
それがきっかけで、スナオは展覧会で帰国すると、
真っ先に向かうのが「現代画廊」と私のところ。
そのスナオの作品が、私の手元に集まりだし、
それがきっかけで、絵画同士が呼び合うように、
いろんな人の作品が自然と集まってきた。
そんな、私にとっては不思議な、不思議な嬉しい展覧会です。

上田豊一郎



○会期:2020年1月11日(土) – 3月29日(日)
  6月28日(日)
○開館時間:11:00–18:30 (入館18:00まで)
○開館日:木・金・土・日曜日
○休館日:月・火・水曜日
○入館料:一般 500円 / 大学・高校生 400円 / 小中学生 300円
○会場:東京アートミュージアム

○主催:東京アートミュージアム
○企画:一般財団法人プラザ財団
○協力:(株)LEF

2020年1月11日(土)– 3月29日(日)  6月28日(日)
休館日:月・火・水曜日
DRIVE DROVEN DRIVEN
Cars in Contemporary Photography


蔵真墨、佐藤春菜、藤田進、小松宗光、尾仲浩二、
Clara Bahlsen、Jürgen Baumann、Xiomara Bender、Beni Bischof、
Daniela Domani、Stephan Erfurt、Larry Ferguson、Aris Georgiou、
Oliver Godow、James Hendrickson、Charles Johnstone、
Martin Klimas、Jens Liebchen、Serge Marcel Martinot、
Arwed Messmer、Ralf Meyer、Bernhard Moosbauer、
Melina Papageorgiou、Philipp von Recklinghausen、
Christian Rothmann、Marc Volk、Maurice Weiss、Michael Witte


「 Drive Drove Driven   Cars in Contemporary Photography」は、ベルリンのヘルムートニュートン財団の学芸員Dr. Matthias Harderがキュレーションし以前にアメリカ、ドイツ、オーストリアで開催されました。
本展では、5名の日本人写真家を加え28名の作品を展示致します。



東京アートミュージアムでは、4月4日(土)から開催を予定しておりました
写真展「Drive Drove Driven Cars in Contemporary Photography」は
新型コロナウイルス感染症の影響により延期とさせていただきます。
ご紹介頂いておりました皆様には、ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
開催日については現時点では未定となっておりますが決まり次第改めて
ご案内申し上げますのでどうぞよろしくお願い致します。
また、現在開催中の「絵画偏愛」展の会期を6月28日(日)まで延長させていただきます。


○会期:2020年4月4日(土)–6月28日(日)
  延期
○開館時間:11:00–18:30 (入館18:00まで)
○開館日:木・金・土・日曜日
○休館日:月・火・水曜日
○入館料:一般 500円 / 大学・高校生 400円 / 小中学生 300円
○会場:東京アートミュージアム

○主催:東京アートミュージアム
○企画:一般財団法人プラザ財団

2020年4月4日(土)–6月28日(日)  延期
「  琳派 今様 Ⅱ  」
椎橋 和子 の 世界

「甘 美」
「風 雅」


この20年ニューヨーク、パリ、ロンドンを中心に海外の色々な所で作品を発表して参りました。そして、ご縁が有り 2年前に日本で初めて此方のTAMで発表させて頂きました。お陰様で評判が良く今年再度発表させて頂ける事と成りました。
又、仕方の無い事では有りますが疫病の為オリンピックは延び世界の状況も一変してしまいました。私は、今まで日本画の技法で日本の花を描きその日本の空気や風、光、大地を意識して作品と対峙してまいりました。今、この時期に私の描く花で少しでも皆様の心に癒しの花を咲かせられたらと思って居り今回の発表を本当に嬉しく思って居ります。

椎橋 和子



○会期:2020年7月4日(土) – 9月27日(日)
○開館時間:11:00–18:30 (入館18:00まで)
○開館日:木・金・土・日曜日
○休館日:月・火・水曜日 および 夏期休館 8月13日(木) – 16日(日)
○入館料:一般 500円 / 大学・高校生 400円 / 小中学生 300円
○会場:東京アートミュージアム

○主催:東京アートミュージアム
○企画:一般財団法人プラザ財団
○協力:㈲エーサイン、㈱LEF

2020年7月4日(土) – 9月27日(日)
休館日:月・火・水曜日 および 夏期休館 8月13日(木) – 16日(日)
海老塚 耕一展
水と風の現象学  -実体変化として-

《水、それは両面価値的アンヴィヴァレントなもの、でも風は》
2020年


長い間「水」と「風」に囚われている。そのふたつのものは瞬間であり、ものであり、書物でもある。身体で捉え、ものとして感受し、そして読んでいく。読みながら形に変えて行く。いわゆる制作という事なのだが、このところそれは「実体変化」ということになりはしないのかと考えている。もちろん宗教的な考えとは異なる。けれども実体として「水」と「風」を捉え、それを僕は多様な素材の言葉とその表現力と共同して、新たな実体である「水」と「風」を作っているのだ。そしてそこには「境界・端・限界」が存在している。

他者である僕はこんなことを考えながら、初めて僕に至るということを知る。何もない自分が、「水」と「風」と交感することにより、「水」と「風」の存在にいたり、そこで自分を見出すということなのだと今は考えている。回答のない問いのなかで、制作は進む。



○会期:2020年10月10日(土) – 12月20日(日)
○開館時間:11:00–18:30 (入館18:00まで)
○開館日:木・金・土・日曜日
○休館日:月・火・水曜日
○入館料:一般 500円 / 大学・高校生 400円 / 小中学生 300円
○会場:東京アートミュージアム

○主催:東京アートミュージアム
○企画:一般財団法人プラザ財団

2020年10月10日(土) – 12月20日(日)  休館日:月・火・水曜日
- 世界のなかに写されたもの -

池田龍雄、大沢昌助
木下晋、西常雄

   今年はコロナに始まり未だ収束の兆しが見えないなか年末をむかえようとしています。当館もコロナウィルスの影響により当初予定していた企画展の変更を余儀なくされました。
   このコロナ禍の中、ご来館いただきます皆様に楽しんでいただけますよう、これまで様々な縁で東京アートミュージアムに集まった作品の中から17名の作家の作品を展示いたします。
   どうぞご高覧下さい。


○展示作家:
   吾妻兼治郎(1926 - 2016)
   安藤 忠雄(1941 - )
   池田 龍雄(1928 - )
   大沢 昌助(1903 - 1997)
   掛井 五郎(1930 - )
   鹿江 恭夫(1924 - 2014)
   鬼頭 曄(1925  -1994)
   木下 晋 (1947 - )
   草間 彌生(1929 - )
   黒田 アキ(1944 - )
   白根 光夫(1926 - 2002)
   菅 木志雄(1944 - )
   難波田龍起(1905 - 1997)
   西 常雄(1911 - 2011)
   深尾 庄介(1923 - 2001)
   藤田 嗣治(1886 - 1968)
   Roberto Matta (1911 - 2002)


○会期:2021年1月9日(土) – 6月20日(日)
○開館時間:11:00–18:30 (入館18:00まで)
○開館日:木・金・土・日曜日
○休館日:月・火・水曜日
○入場料:一般 500円 / 大学・高校生 400円 / 小中学生 300円
○会場:東京アートミュージアム

○主催:東京アートミュージアム
○企画:一般財団法人プラザ財団

2021年1月9日(土) – 6月20日(日)  休館日:月・火・水曜日
Copyright © 1999 Plaza Gallery